世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本紹介
2024.07.22
2024年7月26日から8月11日までパリオリンピックが、8月28日から9月8日までパリパラリンピックが開催されます。パリオリンピックでは、「ブレイキン」などの追加競技を含む、全32競技329種目が実施される予定です。パリと日本は7時間の時差があるため開会式は午前2時、そのほかの競技も夕方から深夜にかけて放送されるものが多いです。お子さんが起きている時間にリアルタイムで競技を見ることは難しいかもしれませんが、せっかくの夏休み、気になる競技はかなり夜更かしをして観戦してみても良いかもしれませんね?
絵本の中にはどんなオリンピックが開催されているのでしょうか?
まずは『にゃあにゃあたいそう』で体を十分にほぐしたら、『まねっこにゃんころもち』でおもちになりきって体操しましょう。人気競技のマラソンは『109ひきのどうぶつマラソン』。どの動物を応援するか、しっかり目で追いながらページをめくりましょう。体を動かし疲れたら『だじゃれオリンピック』で活舌トレーニング。ワハハハ、クスクスと表情筋も一緒に鍛えられること間違いなしです。スポーツの歴史に触れたい人は『ビーナスとセリーナ テニスを変えた伝説の姉妹』を。映画化もされた話題作を絵本でも楽しみましょう。
出版社からの内容紹介
ねこのにゃーにゃとハムスターのはーにゃが、早起きしてたいそうするよ!おみみをぐるぐる、ぴょんぴょんジャンプ!おしりとしっぽをぷりぷりぷりぷりぷりーん!朝のめざましタイムにぴったりの絵本!
この書籍を作った人
1974年東京都生まれ。アメリカの大学でカウンセリング心理学専攻。都内児童書専門店などでの書店歴約17年。絵本を読み、紹介し、翻訳し、ひとりでも多くのひとに届けるのが生きがい。好きなあそびは「だるまさんがころんだ」。2児の小学生の母。
この書籍を作った人
1976年、東京都生まれ。女子美術短期大学情報デザイン科卒業後、グラフィックデザイン会社、子どもの本専門店の勤務を経て、絵本作家となる。おもな絵本に、『いちばん しあわせな おくりもの』『パンツちゃんとはけたかな』『おひるねちゃんとできるかな』(以上、教育画劇)、『ともだちのひっこし』(PHP研究所)、『えんそく おにぎり』(講談社)、『あいちゃんのワンピース』(こみやゆう作/講談社)などがある。
出版社からの内容紹介
おもちになりきる3びきの猫ちゃんたちと、一緒に体操、いち、に、にゃん!
それじゃあ いくよ。まねっこ にゃんころもち あつまれ――!
おもちを網にきれいにならべたら……猫ちゃんたちも、きれいに整列。ハイッ、ハイッ、ぴっ!
おもちを焼こうと火をつけたら……猫ちゃんたちは、あちちっ! あちちっ、あっちっち!
おもちがだんだん焼けてきたら……猫ちゃんたちも、まあるくなって、う〜ん、う〜ん、う〜〜ん!
おもちがふくらんだら……猫ちゃん達も、思いっきり、ぷ〜〜〜〜〜っ!
くっついたり、ごろんと転がったり、ポーズをとったり……。おもちのまねっこをしながら、猫ちゃんたちとたくさん体を動かそう! 猫ちゃんたちの表情がクセになる、読み聞かせにぴったりのユーモラスな1冊!
この書籍を作った人
1983年愛媛県今治市生まれ。東京造形大学彫刻科卒業。現在は千葉県在住。動物や自然をテーマに絵を描く。「いろんなおめん」で第6回フジテレビK I D S Be絵本大賞入賞。絵を担当した『きみがおしえてくれた。』( 新日本出版社)で第2 4 回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞受賞。2 0 14 年ボローニャ国際絵本原画展・企画展に選出展示。絵本『かなしきデブ猫ちゃん』(愛媛新聞社/集英社文庫)や『どろぼうねこのおやぶんさん』(文芸社)の絵を担当する。
みどころ
『たくさんのたくさんのひつじ』でデビューした、のはなはるかさんのまたまたユニークな絵本が誕生しました!
ある日動物たちに、マラソン大会開催のおしらせが届きます。
「それぞれの どうぶつ だいひょうせんしゅ 1ぴきをきめて さんかしてください。
1ばんになると きんメダルが おくられます。」
さあ、海あり山ありの地球一周どうぶつマラソンたいかいがはじまりますよ!
109ひきの動物がいっせいにマラソンする絵は壮観です。
最初にとびだしたライオン。「へへーんだ!」と追い越していくチーター。
いちばん後ろは亀……と思ったらさらに後ろからナマケモノが「よっこらしょ」。
細かく描かれた109ひきの動物たちを、ページのはしからはしまでじっくり眺めて飽きません。
マラソンコースは、洞窟を抜け、岩の山を登り、綱渡りをしてさらには氷の湖、迷路まで!
抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げ、最後に優勝するのはだれだ!?
それぞれの見開きページの中に「みつけてみよう」という3つの問題が出てきて、探し絵も楽しめます。
ジャングルコースで道に迷ったペンギンを探し、海ではオレンジ色のクラゲを探します。
これは大人も子どもも夢中になりそう。
1番から109番まで順位がついて並んだ動物たち。みんなが好きな動物は何着だったかな?
じつは、ゴール1着だけでなく金メダルはたくさん準備されていました。
泳ぎのいちばん、笑顔のいちばん、チョウチョとなかよくなったいちばんや、ラッキーのいちばん、なんていうのもありますよ!
最初のページから最後のページまで楽しませてくれる絵本。
これはもう、一度開いたらなかなか手放せない一冊になりそうです。
見返しで、どの動物が「何のいちばん」で表彰されたのか、メダルの形もチェックしてみてくださいね。
この書籍を作った人
野花 遥 絵本作家、美術作家。1989年生まれ。東京藝術大学修士課程修了。絵本作品に『たくさんの たくさんの たくさんの ひつじ』『109ひきの どうぶつマラソン』(ひさかたチャイルド)『うさぎマンション』『ペンギンクルーズ』(くもん出版)がある。
出版社からの内容紹介
世界的テニス選手となったビーナスとセリーナ。
ふたりが競い合い成長していく姿を、
躍動感あふれるコラージュアートで描いた伝記絵本。
ビーナスとセリーナは、テニスの歴史を変えたといわれるすばらしいテニス選手です。
お父さんからテニスを教わった子ども時代、
貧しいなかでの練習にはおどろくような工夫がありました。
有名なテニス選手になるという夢を追って練習に明けくれ、
プロデビューしてからの人種や性別による差別にも負けず、
ついに世界ランキング1位と2位を獲得するまでに強くなります。
なかのよい姉妹で親友であり、コートの上ではライバル。
そんなふたりがアスリートとして、人間として、たがいに競い合い成長していく姿を、
躍動感あふれるコラージュアートで力強くえがいた絵本です。
巻末では、テニスにとどまらない社会的な活躍についても紹介しています。
この書籍を作った人
アメリカの絵本、児童書作家。ファッションマネジメント、幼児・初等教育を学び、コピーライター、教師などの職を経て、画家の夫とともに事実をもとにした作品を手がけるようになった。2019年、『希望の図書館』でコレッタ・スコット・キング賞作家部門の次点およびスコット・オデール賞を受賞。
この書籍を作った人
1961 年、アメリカに生まれる。絵本や小説、雑誌のイラストを手がけながら、シラキュース大学で教鞭をとる。大学で専攻したアート以外に、映画製作や写真も学んだ。1995 年、“The Creation”でイラストレーター部門におけるコレッタ・スコット・キング賞を受賞したほか、多数の受賞作品がある。妻のリサとの共作が多い。
この書籍を作った人
愛知県出身。クリスティーズ・エデュケーションで近現代美術史の修士号を取得後、アジア・アート・アーカイヴ、雑誌『ART iT』編集部を経て翻訳家になる。訳書に『世界のアート図鑑』、「ヒミツの子ねこ」シリーズ、『希望の図書館』(いずれもポプラ社)、共訳書に『ネルソン・マンデラ その世界と魂の記録』(西村書店)など。
この書籍を作った人
大阪府出身。日本女子テニス連盟名誉会長、公益財団法人日本テニス協会顧問、桜田倶楽部東京テニスカレッジスーパーバイザー。1960年全日本選手権混合優勝、62年同複優勝、全豪オープン出場。日本の女子テニス界の草分け的存在。松岡修造をはじめ、多くのトップ選手を育成している。
出版社からの内容紹介
さあ、北京オリンピックを観ながら
『だじゃれオリンピック』で笑おう!!
オリンピックイヤーにふさわしい、まさに待望の一冊。
中川ひろたかさんと高畠純さんの「金目鯛(金メダル)コンビ」が、ウルトラDどころか、ダブルウルトラD!の技を披露します。
この書籍を作った人
1954年埼玉県大宮市生まれ。日本ではじめての男性保育士として、5年間千早子どもの家保育園に保父として勤務。1987年、みんなのバンド「トラや帽子店」を結成。リーダーとして活躍。「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」などは、たくさんの子どもたちに歌われている。1995年「さつまのおいも」(童心社刊)で絵本デビュー。「たなばたプールびらき」他ピーマン村の絵本シリーズ(童心社刊)、「わりとけっこう」(絵本館刊)などの作品がある。絵本「ないた」で日本絵本賞受賞。絵本作家、詩人の他にも、ラジオDJなど、多方面で活躍中。
この書籍を作った人
1948年愛知県名古屋市生まれ。愛知教育大学美術科卒業。「だれのじてんしゃ」(フレーベル館刊)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。 他に「ペンギンたんけんたい」「オレ・ダレ」「オー・スッパ」(以上講談社刊)、「だじゃれすいぞくかん」「おとうさんのえほん」(絵本館刊)などの作品がある。