2014.01.17
声を合わせて「出発進行〜!」。SLえほんの完成記念イベントをレポートします。
岩手県のJR釜石線を中心とした東北エリアで復活する(2014年4月以降)「SL銀河」の魅力を、多くの人たち・子どもたちに伝えたい、そんな思いから2013年夏に発足した、「みんなでつくる!SLえほん制作プロジェクト」。
その絵本が、ついに完成しました!!
公募したストーリーに、絵本作家 石井聖岳さんが絵を描き、さらに岩手の子どもたちも参加している、とっても素敵な一冊になりました。
※完成した絵本は、SL車両基地のある盛岡市、運行線区のJR釜石線沿線市町村の小学校、保育園・幼稚園、主な図書館等に寄贈されます。
絵本ナビでも全ページためしよみができますので、ぜひ読んでみてくださいね。ためしよみはこちらから>>
制作日記の最終回は、12月23日(日・祝)JR盛岡駅ビルフェザン「出逢いの広場」で行われた、絵本の完成記念イベントの模様をレポートします!
◎ SLえほんストーリーのアイデアコンテスト表彰式
ストーリーのアイデアコンテストで大賞を受賞した、たちばなひなたちゃんへ、表彰状と記念品、目録のSL乗車券が贈呈されました。
嶋誠治JR東日本盛岡支社長より、ひなたちゃんへ表彰状が手渡されました。
石井さんからは色紙と『SLぎんがくんのいちにち』の大型絵本が贈られました。
ひなたちゃん、おめでとうございます!
◎ IBC岩手放送アナウンサー冨田奈央子さん・石井聖岳さん ミニトーク
石井さんと、えほんのお絵かきワークショップにも参加された冨田さん。
子どもたちの絵について話が盛り上がりました。
冨田さん:あらためて子どもたちの絵を見てどう思いましたか?
石井さん:大人が思いもよらない形や色の汽車がたくさんあって、自分と子どもの絵が合わさって初めてできる絵があるんだなぁと思いました。
冨田さん:ひなたちゃんの絵本のアイデアについてはいかがですか?
石井さん:面白いです。ひなたちゃんにしか思いつけないストーリーだと思いました。
冨田さん:プロジェクトを通しての感想をお願いします!
石井さん:たくさんの子どもたちと、いろんな人の協力を得てできた絵本だと思います。ぼくもひなたちゃんの文章に絵をつけられてうれしいです。この絵本を読んだ子どもたちが、「私も僕も物語を書いてみよう」と思ってくれたらいいですね。
◎ SLえほん完成記念ケーキ入刀
ホテルメトロポリタン盛岡によるオリジナル制作の、豪華な「えほん完成記念ケーキ」の登場です!
かわいい!ぎんがくんのケーキに歓声があがります。
嶋支社長・ひなたちゃん・石井さんで、仲良くケーキカット。
会場みんなの「出発進行〜!」のかけ声がそろいました。
◎ IBC岩手放送アナウンサー冨田奈央子さんによる絵本の朗読
大型絵本、モニターと紙芝居をつかって、できたばかりの絵本、『SLぎんがくんのいちにち』の朗読が行われました。冨田さんのカワイイ駅長服姿での朗読は、雰囲気もばっちり!
会場の子どもたちも「楽しかった!」と終始笑顔でした。
自分の描いた絵が載ってたところが特に印象に残ったと言っていた子もいました。
そのほか、新幹線トレインジャーのショーやクイズ大会、演奏会などなど、盛りだくさんの内容の楽しいイベントになりました!
駅ビルということもあり、通りがかった人たちも、足を止めてイベントを楽しんでいましたよ。
「新幹線トレインジャーと遊ぼう」のダンスショー
この絵本が、SLと郷土と、こどもたちの夢をつなぐ一冊になりますように!。
並んで記念写真。
<おまけ>
絵本と小鳥が好きというひなたちゃん。石井さんの絵本『森のイスくん』にもサインしてもらって嬉しそうな顔が印象的でした。
石井聖岳さんと並んでパチリ。
最近のお気に入りの絵本は『じっちょりんとおつきさま』(文溪堂)だそう。ひなたちゃんのお母さんがもう本を見ないで話ができるくらい、何度も読んでもらっているんだそうですよ。
『SLぎんがくんのいちにち』の絵本に出てくるインコは、ひなたちゃんが飼っているインコの「レモンちゃん」にそっくりだとか?!
忘れられない1日になってよかったね。
(絵本ナビ編集部)