
2010年は寅年です。トラはかつてアジア大陸の広い範囲にすんでいましたが、今は限られた地域に、絶滅が心配される数しか棲息していません。春に生まれ、母トラのしっぽを相手に最初の狩りの練習をし、リスなどの小動物を追い、ついに大型のシカのハンティングに成功するまでのアムールトラの子どもの成長を、野生動物の画歴50年の作者が描きます。

とらの繁殖から、こどものとらの巣立ちまでを描いています。
守られる側の二年間、親から学ぶ生き方、群れをなさない性質、おとなになっても厳しい捕食事情。
そこは北国。一面を覆う雪が、さらに厳しさを感じさせました。
すごくリアルな絵で、脚色は感じられません。
「これが、自然なんだ」と、思わず息をのみます。
自然の厳しさ、美しさが伝わる一冊です。 (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子7歳)
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