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オスが、巣ではない造形物を作り、美しく飾る、ユニークな習性から、「庭師鳥」と名づけられた鳥。鳥の巣研究で知られる著者が、そのふしぎな習性のひみつを探る。
鈴木まもるさんといえば、『ピン・ポン・バス』とか『せんろはつづく』のイメージなのですが、実は鳥の巣研究家としても活躍されているのですね!
この本は、オーストラリアやニューギニアに生息する、ニワシドリ(庭師鳥)とその巣について、描かれたものです。
まず、ビックリするのが、絵の美しさ。
リアルで色鮮やかで、目を奪われます。
そして、ニワシドリがつくる「あずまや」。
これ本当に鳥が作ったの?というくらいアート。
この技術の高さが、庭師鳥という名前の所以のようです。
しかも、これ巣ではなくて、メスへのプロポーズだっていうから、更に驚きです。
世界には、まだまだ知らない鳥がたくさんいるんだなって思いました。
なかなか見ごたえのある一冊です。 (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子9歳)
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