戦争とは命を奪うこと。その痛みを私たちは、考えてきたでしょうか。存在感のある写真と詩が、戦争について考えさせてくれます。
表紙の写真から得られる情報は、まず戦争・紛争地域を題材にしているであろう一冊である事です。
中に沢山ある写真も、詩の内容も、世界中で起こっている戦争・紛争に対する哀しみや鎮魂の気持ちが伝わってきます。
そんな中にも子供達の笑顔の写真もあり、厳しい生活の中にも、ほんの一瞬でも笑顔になれる場面もあるのかもしれないと感じられます。
平和に暮らしている私達の時間の中には、そんな笑顔の一瞬が沢山あるのに、何故外に目を向けると、その笑顔の一瞬が特別な思い出になるような人達がいるのでしょう。
こんなにも笑顔の子供達でも、銃を手にしているのかもしれません。
そんな苦しい気持ちが、写真と詩から伝わってきました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子10歳)
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