パンダちゃんがにんじんを「あむあむ」。 くまさんはブロッコリーを「あむあむ」。 おさるさんもぞうさんも、みんな上手に美味しそうに野菜を食べています。 おうくんは「ぱち ぱち ぱち」。 手をたたいてほめてあげます。
最後はもちろんおうくんも「あむ あむ あむ」。 こんなにたくさん野菜を食べて、すごいねおうくん「ぱち ぱち ぱち」。
離乳を終えて、食べる喜びを知ったばかりのあかちゃん。 あむあむ食べることに夢中です。みんなが食べているところだって興味津々。 そんなおうくんの表情はとってもうれしそうですよね。
「おうくんといっしょ」シリーズは、絵本作家中川ひろたかさんの初孫である“おうくん”が主人公のあかちゃん絵本です。0歳から2歳にかけてのあかちゃんを包み込むのは「できるよろこび」と「みまもるうれしみ」とのこと。とっても素敵な言葉ですよね。家族みんなの幸せな気持ちまで感じてしまいます。 そんな風に中川さんがおうくんとの経験の中で見つけた言葉があつまって誕生したのがこの絵本なのです。「幼い孫を見守る目線」というテーマに共感され、可愛いおうくんを描きだすことになったのは、ささめやゆきさん。おおらかな線とほんわかした色がおうくんをとりまく優しい空気をつくりあげます。
テンポのよい、くりかえしが心地のいい言葉の中で、色んな発見をしたり、体験を繰り返していく様子を家族でゆったり楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
作家の中川ひろたかさんの初孫・おうくんが主人公の赤ちゃん絵本です。1歳になるころの赤ちゃんを包む「できるよろこび・みまもるうれしみ」を、テンポのよいことばで表現しました。同じ気持ちを共有してくださった画家のささめやゆきさんが、大らかでやさしい絵を描きました。3巻は食べるおはなし。野菜を「あむあむ」する動物たちをほめてあげるおうくん。最後はもちろん、自分もおいしく、あむあむあむ。食べる喜びを描いています。
乳児・小さい子向けおはなし会用にセレクト。
おうくんといっしょ・3です。
パンダ、くま、さる、ぞうが登場し、それぞれ、にんじん、ブロッコリー、トマト、ピーマンを食べ、
その光景を見たおうくんが拍手する趣向。
でも、もっとすごいのは、おうくん、これらを全部食べるのですよ!
食べる時の擬音が「あむ あむ」。
私はこの表現、とってもぴったりでお気に入りなので、嬉しかったです。
野菜を食べると、わあ、すごいって、拍手されるなんて、素敵な光景です。
ぜひ、食事の場面で取り入れてあげてほしいですね。 (レイラさん 40代・ママ 男の子20歳、男の子18歳)
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