カババスは、バス。バスだけど、ようちえんなのです。 カバ園長が運転して、毎日あちこちに出かけます。
「エンジン よし! ブレーキ よし!」 今日も朝からカバ園長は大はりきり、とんでも山のてっぺんまで、遠足に出かけます。 ところが、行く道の途中、急に辺りが暗くなって・・・ 「どきどきもりへ ようこそ!」 突然バスの目の前にあらわれたのは、首がにゅーっと伸びたろくろくび。 「きゃあ、おばけ〜!にげろ〜!」 子どもたちもカバ園長も大あわて。すると、今度はかさおばけが、とおせんぼ。 さらにひとつ目こぞうや、のっぺらぼうまであらわれて。 子どもたちはもう大騒ぎ、ふるえたり、泣きだしたり。 「こら!こどもたちをこわがらせて、だめじゃないか!」 カバ園長が大きな声を出すと、おばけたちもしゅん。 よーく見ると、どうやらおばけたちも、まだ子どものようなのです。 そこで、カバ園長が思いついたのは?
さあ、ここからは楽しい遠足の再開です! ただの遠足じゃないですよ。なにしろ、おばけたちも一緒です。 バスがヘリコプターになっちゃったり、のっぺらぼうの顔にお絵かきしたり。 一緒にお弁当も食べますよ。
最初はひやりとしたけれど、読んでみればとっても楽しいポップなおばけ絵本。 子どものおばけって、どうやらとっても可愛いようです。それに、バスのようちえんっていうのも興味津々。何だかうらやましくなってきちゃいましたね。 小さな子どもたちから楽しめる、気持ちを明るくしてくれるお話です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
カバ園長が運転するカババスは、幼稚園。毎日、あちこちに出掛けます。ある日、とんでもやまへ遠足に向かう途中、子どものおばけたちが現われて大騒ぎに……。バスがヘリコプターになったり、園児とおばけたちがいっしょに遊び、おべんとうを食べたりと、幼稚園バスとおばけの両方が楽しめるポップな絵本です。
バスなのに、幼稚園!?
なんだかとっても楽しそう!
実際に幼稚園や保育園に通っているお子さんなら、
もっと身近に感じるのではないでしょうか。
輪郭がはっきりとしていて とても色彩が豊かなので
見ているだけでも明るい気持ちになります。
雪女の、かき氷…。ちょっと食べてみたいなあ。 (なーお00さん 30代・その他の方 )
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