小さな滝がある田んぼで、とのさまがえるのぴゅんすけがすいすいと泳いでいました。すると、草の上からあまがえるのぴったが、いじわるそうにいいました。「どんなにすいすい泳いだって、ここまでのぼってこれないだろう」それを聞いたぴゅんすけは、草をのぼりはじめましたが、手がすべってあっという間に落ちてしまいました。 つぎに、ぴゅんすけは、得意のジャンプを見せつけました。それに対抗して、ぴったは石にはりついて、石と同じ色に変身したのです。それから二匹は、どちらのからだのもようがすてきかを見せ合ったり、からだの大きさをくらべてみたり、虫のつかまえっこや、力くらべもしました。 最後に鳴き声をくらべてみましたが、それでも勝負がつかないので二匹はけんかをして別れてしまいました。ところが……。 競い合いながらも、おたがいの存在が気になるぴゅんすけとぴった。かえるの特長や生態だけでなく、心温まる友情も描いた絵本。けんかしても、やっぱりともだち。
2匹の種類の違うカエルの友情のお話でした。
お話を通して、トノサマガエルとアマガエルの違いと
特徴がとてもよくわかります。
いつ、敵に襲われるかわからない生き物の暮らしの大変さがわかります。
お互いを心配して探し回る二人の気持ち。
自然にあふれた景色など、色々学べる絵本だと思います。 (capellaさん 70代以上・その他の方 )
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