玉江は、翡翠の国を治めた奴那川姫の末裔と言われている。従兄弟の哲平、同級生の信彦とともに、先祖の隠した翡翠さがしをすることになった玉江は、冒険の中で、お金で買えない友情、自分の今できることの大切さを学んでいく。一人の少女の、両親との葛藤や友だちとの悩みなどを、さわやかに描きます。岡田さんは描写が見事なので、読者もぐいぐいひき込まれ、あっという間に読み終えると思います。「夏休みは子どもたちに冒険してほしい」と画家の岡本さんも喜んでたくさんの挿画を描いてくださり、絵も楽しめます。
糸魚川にときどき行くので、読んでいて親近感がわきました。
まだ、翡翠は拾ったことがないので、よし、私も!って
思いました(笑)。ひすいのある(かもしれない)海岸の
ことは知っていましたが、鍾乳洞のことは知らなかったな。
行ってみたいな。
夏休み、どこか遠くに行けなくても、こうして友達同士で
考えたり、冒険したりすれば、豊かで思い出深い夏が送れ
ますね。 (ぽこさんママさん 50代・ママ 女の子10歳)
|