|
直木賞を受賞した表題作のほか、「山椒魚」「屋根の上のサワン」「鯉」「休憩時間」を収録、井伏文学の神髄をつたえる作品集。
私がジョン万次郎漂流記を知ったのは中学時代の英語の教科書でした。当時、読売新聞社で英語のレシテーションコンテストがあり、私はこのお話で出場させて頂いたことがあります。だからこのお話は決して忘れることができません。この本は信念を持つことの大切さをしっかり教えてくれます。私はこのお話を繰り返し読ませて頂きましたが、ジョン万次郎の気持ちがとてもよくわかりました。私はこのお話を読みながら、あらためて人生とは何かを考えました。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
|