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ネコのタマオはお面をつけて、「悪いことをするのって楽しいな」と調子にのっていたら、お面がとれなくなってしまった。こまって家に帰ると、べつのタマオがいた。「どっちがぼく?」……。だれでも悪いことを考えたり、やりたくなったりする。自分の中の「悪」の部分をどう考えていけばよいのかを問いかける。
このお話は一匹の猫の善と悪の二面性を描いたお話でした。最初は悪のお面をつけている時だけ悪いねこになっていたのが、だんだんお面に乗っ取られてお面が取れなくなりました。でも、もう一人の本当の自分も存在していて、ちょっとした映画みたいなお話で大人が読んでも心に響くお話でした。 (イカリサンカクさん 20代・ママ 男の子6歳)
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