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ぶたのピギーがレオタードを着て誘いにきます。 「ダンスしようよ!」 でもぞうのジェラルドは答えます。 「ぞうはおどれません」 そこでピギーは言うのです。 「本には、ぞうがダンスをやっちゃいけないなんて、どこにも書いてないよ」 そこで、ジェラルドはダンスにチャレンジしてみることにします!
ピギーの真似をして、一生懸命おどるジェラルド。 あしをあげたり、ジャンプしたり、くるくるまわったり。 それはもう、必死です。歯をくいしばっておどります。 だからジェラルドはクタクタ・・・「やっぱりダンスできないよ」。
え?本当にそうかな。 ジェラルドの必死なぞうさんダンス、かなり面白いと思うけどな。 すると、落ち込むジェラルドとなぐさめるピギーのもとに誰かがやってきて・・・?
「こんな友だち、いたらいいな!」 しっかりもので、まじめな ぞうのジェラルド。 うっかりもので、やんちゃな ぶたのピギー。 大きさだってちがうし、性格だって全然ちがう。 だけど、ふたりはとっても仲良し! セサミストリートの放送作家が贈る「ぞうさん・ぶたさんシリーズ絵本」は、 本国アメリカでも大人気のシリーズです。
ピギーとジェラルドの会話の絶妙な「間」、そして思わず吹き出しちゃうユニークな動き。 子どもたちはもちろん、大人も一緒に楽しんでくださいね。 合わないようで息がぴったり。こんな形の友だちっていうのも、いいものですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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「いっしょにおどろう!」とさそうピギーに、 「ぞうはおどれません」とこたえるジェラルド。 でも「おどれなくても、トライすることはできるよね」ということばで、 ダンスにチャレンジすることにしますが・・・。
やんちゃなぶたのピギーと、まじめなぞうのジェラルドは、正反対の性格ながら大のなかよし。 自分はおどれっこない、と思い込んでいるジェラルドでしたが、 ピギーのちょっとしたことばに勇気づけられて、おどってみます。そして最後には・・・・・・。 新しいことや、自分にはできっこないと思い込んでいることにトライするのは、子どもも大人も、ちょっと臆病になるもの。そんなときに、ぜひ読んでほしい1冊です。
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シリーズ化されているのを知らずに
初めてこちらを読みました。
ぞうさんと ぶたさんはお友達だったんですね。
会話をしている絵がわかりやすく
言葉は ふきだしのなかに書かれていて
新しい感覚の絵本のように感じました。
ダンスができないと言うぞうさんに、
ぶたさんは積極的に勧めています。
でも最後にりすさんがやってきて
意外な展開ですがおもしろかったです。
裏表紙に書かれていた
「きみがきらいなものを 友達がすきだって
それは それでいい。
きみと友だちが 友だちであることに
かわりはないのだから。」
これはいい言葉だと思いました。
趣味が一緒とか 好みが一緒じゃなくても
いいんですよね。
他のシリーズも読んでみたくなりました。 (koyokaさん 50代・じいじ・ばあば )
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