おおきな海にちいさなトトという魚がおりました。 おおきくなりたいと思ったトトは、 おおきな魚に食べられて、おおきな魚になりました。 おおきくなったトトはもっとおおきくなりたいと思い、 もっとおおきな魚に食べられました。 トトよりおおきな魚がいなくなったある日、トトは人間をみます。 人間になりたいと思ったトトは少年タローにこう言います。 「わしを食べておくれ……」
米倉斉加年さんの約30年ぶりの絵本です。思わずハッと息を飲んでしまう細密巧緻でちょっと不思議お話をぜひお楽しみください。ちいさなトトもかわいいですよ。子どもから大人まで楽しめる絵本です。
米倉斉加年さんが こんな絵を描くのに驚きました
文は 娘のかのさん いいですね〜 親子合作の絵本
トトは魚です みんなから かわいいといわれるのですが、うれしくないんです。 大きくなりたくて・・・ どんどん大きくなっていくのです
ところが、大きくなりすぎて ひとりぼっちになってしまうのです
ひとりぼっちの大きな魚は 人をみて 人になりたいと思うのです
願望 計り知れない 願望がどんどん 大きくなっていくのですね
タローとの出会い タローの成長もおもしろいです
大きな魚を食べたタロー 骨になった大きな魚 骨を海に帰すというのも なかなか 自然です
魚は人間や動物に食べられますが・・・ 人は誰からも食べられません
しかし 人は・・・・
どんな成長をするのでしょう
子供時代から、月日が流れて おじいさんになっていくのです
かのさんが 何を伝えたかっったのか 読む人の感性に任されているように思いました (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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