ユリウスは四年生。病気で入院していた担任のクララ先生が、久しぶりに学校に来た。車いすにのっている。先生の病気はもう治らず、あと半年の命だということを告げにきたのだ。ショックを受けた生徒たちは、先生のためになにができるかを考えた。そして、先生のために、特別素敵な棺おけを作ってあげることにしたのだ…。反対する大人や 、理解を示す大人、さまざまな反応にとまどいつつ、先生を見送ろうと決意する少年たちの姿を描く感動作。
「命について考えさせられる」、そんな1冊に思います。
クララ先生、どんな気持ちで生徒たちに会いに来たのでしょうか?
もし余命がわかってしまったら、自分ならどうするだろうかと考えたことがあって、会いたい人たちにその時間を使って会いにいくかも・・・と思ったことがありました。
生徒たちの行動には確かに賛否両論はあるでしょう。
でもそれは面白半分での行動ではなく、彼らなりの先生への想いだったのなら、それは素敵なことに思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
|