オレは、小学校で下級生女子にファンができるほどカッコいい。同じクラスにいる運動神経バツグンの吉伸とは、バスケやドッジボールでいつも競ってる。そんなオレだから、中学の制服でスカート姿をさらすわけにはいかない。だからわざわざ、遠くの女子校に通うことにしたわけ。でも、入学式前日に、妹の真奈美に「女子校ってネチネチしてるんでしょ?」と言われて、すっかり落ちこんじゃって――。 「オレ」こと真純は、とってもボーイッシュな女の子。母親からは、将来は宝塚入りを熱望されている。中学生になるこの春、「スカート姿を友だちに見られたくない」という一心で真純が選んだのは、家から遠くはなれた横浜の、“お嬢様のいないお嬢様学校”として有名な私立女子校だった。 サッカー部に入って、はじめて同級生のライバルを意識する真純。自分よりカッコいい先輩たち。3年後の宝塚受験は本当にだいじょうぶ? そして、女子校って、本当にネチネチしているの? 女子校ライフがいきいきと描かれ、カッコいい女子たちに胸がキュンとなる。すべての女子にエールを送る、ガールズ・ブラボーな物語!
目次より 1 さよなら……オレ 2 想像と違う学校 3 決めていたはずなのに 4 カッコいいってこういうこと? 5 ライバルの予感 6 初めての夏合宿 7 全力で売ります 8 ノンストップな一日 9 女ともだち!
女子校に通う中学1年生 真純のお話。
宝塚の男役スターを目指す彼女は小学生時代は服装も言葉づかいも男の子!ですが、女子校はネチネチしている…という噂に言葉づかいを直したり。中学生活ではかえって無理をやめて楽になったように見えました。
かっこいい先輩や同級生を見て、自信を失うこともありますが、自分を見つめ直すのも成長には一役買ってくれると思うので悪いことではないですよね。
お嬢様のいないお嬢様学校でサッカー部に入った真純の1年間のお話。
小学生時代の同級生 吉伸くんと今後、恋愛に発展したりするのかな?
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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