五味太郎さんの新作はのりものたちが主人公の「きをつけて」シリーズ3部作。 同じ「きをつけて」でも、色々あるんです。
シリーズ1作目は、トラックの登場です。 おやおや、小さいトラックが後からついてきてますよ。 「きをつけて」 おっ、今度は抜いていきましたよ。 「きをつけて」 小さいトラックはぐんぐん坂道を登って、橋を渡って、今度はトンネルにやってきましたよ。 真っ暗だけど大丈夫かな?
小さいけれどはりきるトラックと、後ろから優しく見守るトラック。 その姿はお父さんと息子かな。いや、おじいちゃんと孫? いやいや、出来たばかりの僕の小さな弟かもしれません。
言葉は少なくても、子どもたちへのあたたかいまなざしにあふれたこの作品。 読んだ人がそれぞれ自分に置き換えて楽しめそうですね。 さて、第2作目ののりものは・・・?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
大きいトラックのうしろから、小さいトラックがついていきます。お、小さいのが、大きいのをぬきました。ぐんぐんゆきます、きをつけて。少し離れて見守ったり、背中をささえてみたり。「きをつけて」の言葉がふたりをやさしく結びつけています。親子で、きょうだいでいっしょに楽しめる1冊です。
五味太郎さんのほのぼの絵本。
大きなトラックのあとを小さなトラックがついていきます。
やがておいぬきます。
ぐんぐんゆきます。
ちょっとスピードがおちます。
すると大きなトラックが後ろから押してあげます。
こんなかんじで、小さなトラックを大きなトラックがフォローしながら進んでいきます。
きをつけて、という言葉が効果的に使われています。
この二台は親子なのかな?微笑ましいなと思いながら読みました。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
|