かおが真っ黒、パン屋のろくちゃん。 夏だよ! 元気満々、天真爛漫、優しい家族に囲まれてすくすく成長しているろくちゃんです。 シリーズ第六弾は、待ってました!夏休み。 ワクワクすることが盛りだくさんの夏の日常が描かれています。 夏といえば、夏祭り。ろくちゃん、お父さんと金魚すくいに出かけます。一度ねらった黒い出目金をどうにかとろうと必死になるろくちゃん。その内、お父さんの方がヒートアップしてきて・・・。
笑えるお話から、ゾクッとするとお話、夏にぴったりの4話が収録されています。 どのお話も読み聞かせに、ぴったりのちょうど良い長さと最後にはちゃんとオチがついていて、思わずクスっと笑ってしまうお話になっています。
どのお話を読んでもろくちゃんを見守る大人たちがあたたかく人情たっぷりの商店街のおじさんとのやりとりに心がほんわか。作者長谷川義史さんの生み出すユーモアとご近所さんとの温もり溢れる地域社会に忘れかけていた日本人の優しさを感じます。
子どもには笑いとドキドキ、大人にはほろっとさせてくれるシリーズです。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
パンやのろくちゃん、夏は楽しいことがいっぱい!「ゆきちゃんをさそってプールにいって」「きもだめしでがんばって」「なつまつりのきんぎょすくい」「はなびたいかいにでかけたよ」の4話を収録。
図書館の季節のコーナーで見つけました。
「パンやのろくちゃん」シリーズは、他の絵本も読んだことがあります。長谷川義史さんのユーモラスなイラストで楽しめるほのぼの系のおはなしです。
こちらは夏をテーマにしたおはなしが4つ入っていました。夏祭り、プール、肝試し、花火大会。これぞ大満足の夏休みの過ごし方!という感じで、ろくちゃんが羨ましくなります。
昔懐かしい感じもあり、大人も楽しめました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子13歳)
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