文研出版より刊行されていた絵本雑誌「文研ジョイフルえほん」の中でも、 名作との呼び声高い絵本の復刊が実現! これまで一度も単行本化されていないレア中のレア本です!
児童文学作家・安藤美紀夫によるリズム感あふれる文章に、コージズキンの愛称で知られる若きスズキコージによって描かれた、ポコというネコが主人公。
ポコは、まさとくんの うちへ もらわれて きたばかり。
においを かぐ。
そうじきが うなった ときには おどろいた。
とびあがって ソファの したへ にげこんだ。
きょうは みんな おでかけ。 そうだ。2かいへ いって みよう。 2かいには まさとくんの へやが ある。 したから みあげると かいだんは たかい。 こわいから よそうかな。
ええい、のぼっちゃえ。 ポコは おもいきって とびあがる。 ひとつ。また、ひとつ。
しりたがりやのこねこのポコ、勇気あるなあと思いました。
怖いより、知りたいのが勝っているので、行動に出てしまうのだと
思いますが・・・・・・
全てが紫色の世界なので、ちょっとファンタジックに感じてしまい
ます。スズキコージさんのいつもよりか大人しく感じました(笑)
絵本の世界で、お城に100年も寝ているのに、目が覚めない
”お姫さまに、キスして下さい”と、小人に言われてお姫さまの
唇をペロペロ舐めて、お姫さまが目を覚まして、ううんと伸びを
したのは、よかったのですが、夢がなくてがっかりしました(笑)
怖いめにあっても、「また、こんど行ってみよう。」やっぱり、しりた
がりやだし、勇気があるなあと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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