冬を迎えようとするとき出会った不思議で美しいトンボの墓場。いてつく朝に凍えながら死んでいくトンボの姿は幻想的でもあり、子どもたちにストレートに“死”をイメージさせます。
この作品に出会うまで、とんぼがたくさん飛んでいるのは、ただ群れだから飛んでいるという認識だったのですが、
1匹1匹の個体に、この作品で描いているくらいにお互いの認知度があったら、この終わり方では切なすぎると思いました。
ですが短いけれど鮮やかな。とんぼの一生を見せてもらった気がします
それから、今まで知らなかったとんぼの社会をを知ることが出来ました。
昆虫やほかの小さな生き物に興味のある人はぜひ手に取ってほしい素敵な写真絵本です。
夏の終わり(孵化してから)から冬にかけてストーリーなので、秋の読み聞かせにはおすすめです。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
|