新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
ちょうおもしろい

ちょうおもしろい(フレーベル館)

超おもしろい、腸の世界を探検しよう!

  • 笑える
  • 学べる
おすのつぼにすんでいたおばあさん

おすのつぼにすんでいたおばあさん

  • 児童書
作: ルーマー・ゴッデン
絵・訳: なかがわ ちひろ
出版社: 徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!

在庫あり

原則月曜から土曜は朝8時までの注文で当日発送
※お届け日は翌日以降(詳しくはコチラ

税込価格: ¥1,320

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

クリスマス配送につきまして

絵本ナビ在庫 残り3

  • 利用できる決済方法
  • クレジットカード

  • 代金引換

  • atone翌月後払い

  • d払い

※「d払い」はスマートフォンからのみご利用いただけます。

  • Line

作品情報

絵本クラブ
発行日: 2001年05月28日
ISBN: 9784198613600

出版社のおすすめ年齢:低学年〜
A5判/112ページ

7〜8歳 編集部おすすめ

小学1年生向け 児童書セット

みどころ

主人公のおばあさんは、「お酢の壷」によく似たせまい塔のような家で、猫のモルトとしあわせに暮らしています。そのようすは貧しいながらもていねいでとても魅力的。モルトでなくてもこのままずっとこうして暮らしていたいなと思えます。ところが、小さな魚を助けてあげたことから物語は一変。実は湖の王様だったその魚は、お礼に「あなたののぞみを、すべてかなえてあげましょう」と言うのです。最初は遠慮がちに「あったかい夕はんを、めぐんではくださいませんでしょうか」とお願いしたおばあさんでしたが、次第にエスカレートしていって……。

あっという間にほしいものも態度もどんどん大きくなっていくおばあさん。おまけに願いを聞いてもらっても、満足するどころか不満が募るばかり。とどまることをしらない人間の欲望をみせつけられるようです。おばあさんの変わり果てた様子に「あれはきのう……、つい、きのうのことです。」となげく魚の言葉に、私たちもはっとさせられます。

作者は『ねずみ女房』や『人形の家』など、幅広い世代にうったえる物語を残したイギリス人作家ルーマー・ゴッデン。ゴッデン家に4世代にわたって語り継がれてきた昔話に、あらたに猫のモルトを登場させてまとめたというこちらの物語も、やはり子どもから大人まで幅広い世代の心に響きます。たっぷり入ったなかがわちひろさんの挿絵も楽しく、まだ読み物にあまり慣れていない子でも、どんどん読めてしまうことでしょう。

なんだかこの話知ってる、どこかで聞いたことあるような?と思った方…、そう、こちらはロシアの昔話『金の魚』やグリム童話『猟師とおかみさん』とも似たお話。けれど結末はちょっと違うようですよ。ハラハラドキドキした後にはちょっとほっとするような優しくあたたかなエンディングをどうぞお楽しみ下さい。

(三木文  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

湖のほとりのお酢のつぼの形をした家に、おばあさんが貧しくても幸せに暮らしていました。ある日、助けてあげた小さな魚の王さまに、何でも願いをかなえてあげようといわれたおばあさんは、次第に欲が出てきてしまい…? 作者ゴッデンの家に代々語り継がれてきた昔話。豊富な挿絵が物語に奥行きを与えています。

ベストレビュー

人間の欲って・・・

おすのつぼにすんでいたおばあさん

とっても善良なおばあさんが、助けた魚に望みをなんでもかなえてあげるといわれ、
大変恐縮しながらも、
最初は夕食を、
次に家を、と、どんどんお願いしていくお話。

「金の魚」に似てるけど、こっちの話のおばあさんは善良そうだし、
魚にも遠慮がちにお願いしてるし、
大丈夫よね・・・?

と思いながら読み進めていったけど、
あれあれ、なんか危ない雰囲気。

息子の方もだんだん気付いてきたみたいで、
「おばあさんきっとこの願いで満足しないよ」とコメント。

そして私たちの悲しい予想通り、
最初のおばあさんの態度からは想像もできなくらい、
ごうつくばりの欲張りばあさんに。
しかも可愛がってた猫のモルトまで引っぱたく始末!

あ〜
やっぱこうきたか。
人間上をみたらキリがないね。

ため息で終わるかと思いきや、
最後は魚にあやまり、善良さを取り戻したおばあさん。
なんとか後味悪い終わりから逃れられて、ほっとした私たちでした。

あとがきに、「今ある幸せを幸せと感じることができる人が果たしてどのくらいいるだろう」とありましたが、
ほんとにそうだな、と。
上を見てもキリがない。
上を見て努力することは大切だけど、
今の幸せは感謝しながら生きていかないといけないな、とも、
オトナとして考えさせられた一冊でした。


(ムスカンさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子1歳)

関連記事

この作品を見た人はこんな作品も見ています

この作品を見た人はこんなグッズを見ています

出版社おすすめ




人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

おすのつぼにすんでいたおばあさん

みんなの声(19人)

絵本の評価(4.85

何歳のお子さんに読んだ?

プレミアムサービス


全ページためしよみ
年齢別絵本セット