さやちゃんが、おばあちゃんの住むおやしきにお泊りした次の朝、 窓から一羽の小鳥が、「ねえ、いっしょに あそぼ」と、入ってきました。 さやちゃんが「じゃあ、なぞなぞあそびを しましょ!」と言うと、 小鳥は、こんな問題を出してきました。
ちいさな いきものが あかい ドレスを ひらひらさせて おどるように およいでる それは いったい だあれ?
答えは部屋の中にあるようです。 さっそく部屋を見渡して、なぞなぞの答えを探してみましょう。
そして、その答えになったものが、次のなぞなぞを出してくれますよ。 生き物、家具、装飾品、家の中のいろいろなものから、なぞなぞが飛び出します。 なるほど、なぞなぞを解くうちに、おやしきのいろんな部屋を探検できるようになっているんですね。
絵の中から答えを探す、絵探しの要素と、 ページをめくると答えがわかるようになっている構成がわかりやすく、小さい子から楽しめます。 作者石津ちひろさんの美しい言葉で紡がれるお話と、こみねゆらさんの描く繊細な絵の組み合わせが、 おやしきを舞台にした優しいファンタジーの世界を織りなします。 洋館の、優雅でロマンティックな、でもちょっとドキドキする雰囲気。なぞなぞ遊びをしながらじっくり楽しんでみてくださいね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
お屋敷にやってきたさやちゃんは、小鳥となぞなぞ遊びをすることに。金魚やピアノなどがなぞなぞを出し、それに答えながら、さやちゃんは次々といろんな部屋を探検していきます。なぞなぞでお話が進んでいく、楽しい絵本。
おばあちゃんのおしゃれなお屋敷の中をなぞなぞに沿って探検していくという物語。
お屋敷に憧れている長女は、とても食いつきが良かったです。
なぞなぞの難易度は高くなく、絵の中から探すことが出来るので、小さな子でも楽しめるかなと思います。
とはいえ、3歳次女は、まだ、なぞなぞについてはあまり理解していませんでした。何歳くらいからなぞなぞって分かるのようになるものなのでしょうね。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
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