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突然東京を離れ、父親の田舎、岩手の朱瑠町に引っ越すことになった解人。古くから山神様が祀られている山のふもとで、慣れない新生活を始めた解人だったが、身のまわりで次々と奇妙なことが起こる。いぶかり、苛立つ解人の前に謎めいた男の子が現れた。「しゅるしゅるぱん」と名乗る彼は、いったいだれなのか。なぜ解人にだけ姿をみせるのか。解人の家族の現在と過去を行き交いながら、その謎が少しずつ解き明かされていく。
タイトルが気になって読みはじめたら、途中でやめられず、一気に読んでしまいました!
過去と現在をいきつ戻りつしながら、物語はすすんでいきますが、混乱することなく、ひきこまれます。そして、タイトルにもある「しゅるしゅるぱん」の存在。想像もできない展開におどろきました。
児童書のコーナーにありましたが、むしろ大人が楽しめる奥深いファンタジーなのではと思いました。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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