寒い北の国に、エリックとオレグという2人の友だちがいました。 エリックは大きな家と広い土地を持っていました。 オレグはそまつな家と小さなやさい畑を持っていました。 ある夜のこと、オレグはドアをたたく音で目を覚ましました。 エリックが走り込んで、「家が火事だ!」と叫びました。 オレグは急いでエリックの家へ行き、家財道具を運びだしました。 オレグが家に戻ってみると、エリックはオレグの家で眠りこんでいました。 新しい家ができるまで、エリックはオレグの家で過ごすことになりますが…。
ちいさなオレグのあまりにもお人よし過ぎるので、ちょっと私は不愉快になりました。お友達のエリックに、自分は食べなくても惜しみなくエリックの為に尽くすオレグに、家族でもないのにと思ってしまいました。両親が、自分たちは食べなくても自分の子どもにだけはなんとしても食べさす気持ちは、わかるのですが、あまりにも優しいオレグに腹立たしくなる私が、情けなくなりました。オレグの家でとても楽しそうにパーティが行われていましたが、エリックは、きっとオレグの為にお金を使ってほしいと思ったに違いないと思いました。考えるところが複雑にありました(笑) (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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