ふわふわ真っ白のプードルの家族に生まれた4匹の兄弟。その末っ子ガストンは、兄弟たちより大きくて、鳴き声も違うし、走り方もどたどたしています。でも、お母さんにとって、みなかわいい子どもたち。 ある日、お母さんは子どもたちを連れて公園に出かけ、ブルドックの家族と出会います。その家族にも4匹の兄弟がいて、その末っ子アントワネットは明らかに自分たちに似ていたのです! ふたりのお母さんたちは、お互いの末っ子を見比べ、「そんな…まさか!」。 そして、お母さんたちは末っ子のガストンと、アントワネットを交換して 家に帰ったのですが…。さあ、それぞれの家族はどうなる?
本作は全米で数々のベストブックに選出された話題の一冊です。 「家族」というものが、「血のつながり」や「生まれ育ち」というだけでは捉えきれないことを、子どもたちにも理解しやすい方法で伝えてくれます。 きりっとデザイン的で、色合いもおしゃれなイラストを手がけたのは、クリスチャン・ロビンソンさん。ピクサー・アニメーションスタジオでお仕事されていたこともあるイラストレーターですが、本作では手描き感たっぷりのレトロなタッチ、かわいい子犬たちの表情には釘付けになります。 ラストシーンでも、とても幸せな気持ちになれますよ。考えさせられるとともに、大らかさが魅力の作品です。
(長安さほ 編集者・ライター)
犬のガストンは、ちょっぴりきょうだいとちがっています。だけどきょうだいみんな、とってもなかよし。 ある日、公園で、ガストンにそっくりな家族に出会って……。 家族のありかたや、「自分」という個性を考えるきっかけになる絵本。
かわいい表紙にひかれて読んでみました。
犬たちもかわいく、短い文章はくりかえしもあって楽しいのですが、お話はしっかり考えさせられる内容です。なにより、読み終わった時、心があたたかくなりました。
子どもはもちろん大人にもおすすめの絵本だと思いkます。
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(あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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