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舌を切られたすずめをたずね歩くやさしいおじいさん。そして、舌を切ったおばあさんがもってきたつづらの中味は・・・。
感想を書こうと『したきりすずめ』を検索したら、松谷みよ子さんのものが他に2冊ありました。
この本は、村上幸一さんが絵を描いているポプラ社刊のもので、私が子どもの頃に読んだのも、この本です。
前からずっと、子どもに読みたいと思っていましたが、結構文章量が多いので、躊躇してなかなか機会を持てませんでした。
でも、読んでみると文章の語り口が軽妙で、テンポもいいので、お話がすいすいと進んでいき、まったく心配することはありませんでした。
うまあらいどん と うしあらいどんのくだりも子どもに理解できるかと心配していましたが、大丈夫でした。
それにしても、牛や馬の洗い汁七桶飲むとはすごいですよね。説明を求められなくて良かったです。
絵がわりとはっきりしていますし、山奥の感じなど色がとてもきれいで雰囲気もよく出ているので、とても読みやすい本だと思います。 (金のりんごさん 40代・ママ 女の子12歳、男の子8歳、男の子6歳)
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