しばらくほうっておいたせいで、髪がぼさぼさに伸びてしまった男の子。
「これじゃあまるで、毛虫だよ! ねえ? お父さん」 「ああ……まあ、そうだな」
無口なお父さんとおでかけしますが、男の子はのびっぱなしの髪が気になってしかたがないようです。 しかも、なにか言いたげなのに、なんだか言い出せずにいる様子……。
たくましい腕、大きな背中、それにひげ─ 自分とは、ぜんぜんちがう父親という存在。 お父さんって、どんな息子にもかっこいいものなんです! 無口な父親と、そんな父親にあこがれを抱く息子との、ちょっと不器用なやりとりが、とっても愛おしい一冊。
どうやら、新しい髪型がいたく気に入った様子の男の子。 なんだか、お父さんのイキな計らいがあったようですよ? 思わずにっこりすること請け合いのラスト!
(堀井拓馬 小説家)
しばらくほうってほいたら、ぼさぼさでうっとうしい。かみをきってよ。パシャパシャ、シュワシュワ、チョキチョキチョキ…どんなかみがたになるかな。 かみをきる気持ちよさとわくわく感がたまらない! ぼくとおとうさんのとっておきの一日をカラフルでポップな絵で描き出します。
髪をしばらくほうっておいたから、ボサボサになったのが気になる男の子です。無口なおとうさんは、「ああ・・・・・まあ そうだな」の返事が多いのですが、男の子はおとうさんに憧れて尊敬しています。髪を切ってもらって仕上がりまでのドキドキ感が伝わってきました。おとうさんと一緒の髪型が最高と言って喜んでいる男の子は、おとうさんが大好きで、憧れていたのですね! (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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