菌ちゃんって、なんだろう? ほんとうにいるのかな? ある小学校で行われた「菌ちゃん野菜づくり」は、そんな疑問いっぱいで始まりました。菌ちゃんとは、土の中にいる土壌微生物のこと。 土に混ぜた生ごみを菌ちゃんが分解し、発酵熱で土があふろのように温まることに、子どもたちびっくり! さらに、菌ちゃんがたくさんいる土で育った野菜のおいしさに、またびっくり! 子どもたちが野菜作りを通して、目に見えない微生物の存在に気づき、いのちの循環や健康の大切さを感じていく様子を紹介したノンフィクションです。
子供達に、どんな風に野菜が育てられるかを考えた時、普通なら種を水に浸して・・・とか、深すぎないように種をまくとか、植えるところから始めることが多いと思います。
ところがこの本では、家から野菜くずを持ち寄って、みんなでちぎって小さくしたり、踏んで細かくしたり。
それを土に混ぜ込んで、美味しい野菜が育てられる土を作るところから始めます。
では何故、野菜を埋め込むのか?
それは土を作る菌がいるから・・・と続く訳です。
とても分かりやすく、子供がチャレンジする時に楽しめそうな内容でした。
(hime59153さん 40代・ママ 男の子10歳)
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