お妃さまが海へ流した金のゆりかご。赤ちゃんの無事を祈る心とはうらはらに、流れ着いたのは、なんと人くい鬼の島!知られざるグリム童話の一編を、こみねゆらが絵本化。
生まれたばかりの赤ん坊をのせた金のゆりかごを海にそっと
流したおきさきが、どうしても理解出来ません。
流れ着いたのが、運悪く人くい鬼のいる島だったのですが、
赤ん坊があまりにも可愛かったので、大きくなったら息子の嫁に
しようと人目をさけて大切に育ててもらったのは、よかったなあ
と思いました。若く美しい王子と知り合い、二人は、人食い鬼の三
つのお宝を持ち出して逃げ切ったのですが、魔法の杖をあまりに
も勢いよく振ったので、杖を放り投げてしまったので、バラの花と
蜂の姿で元には戻らなくなってしまいました。
二人がいたのは、女の子のおかあさまの花園だったので、再会
もでき、魔女に魔法をといてもらって二人は、結婚式をあげると
いうハッピー・エンドでよかったです。
やっぱり、どんな事情があったのか、知りたくなりました。
こみねゆらさんの描く優しい絵に癒されました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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