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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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きつねのがっこう

きつねのがっこう

  • 絵本
作: いもと ようこ
出版社: 講談社 講談社の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,540

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 2016年10月06日
ISBN: 9784061333024

36ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

しょんぼり歩いているメガネ姿の男の子。
塾の帰り、スマホをどこかに落としたらしい。
「どこにおとしたんだろう……。あれがないと……ぼくはこまるんだ」
「なにしてるの?」1匹のこぎつねに声をかけられてふりかえったぼく。
「あっ、きつねくん!」と言ったら、「なにいってるんだい? きみもきつねだろう?」と言われて……あれれ、びっくり。ぼくもいつのまにか、きつねになっています。

こぎつねに引っ張られ、着いたところは……きつねのがっこう!
「時間はまもりましょう」と先生からお小言をもらい、みんなで歌をうたいます。
その後、きつねの先生が「みなさんにかんがえてもらいたいことがあります」と言いました。
先生の手にある、見覚えのあるちいさな四角の機械は……!?

いもとようこさんの絵に「スマホ」が出てきたのもびっくりですが、この後に出てくる、こぎつねたちのセリフにもびっくりです。
「にんげんたちは、いちにちじゅう そのきかいをみるのに いそがしそうです!」
「じぶんのかわりに なんでもやってくれるきかいがあると、じぶんはいらないということになります。ぼくは、いらないといわれるのがいやです!」
「あたまもからだも つかわないと、ひますぎるとおもいます!」

なんと、題名とかわいい絵からは思いもよらない展開。ぐさぐさと心に刺さります。
元気いっぱい答えるきつねたちにくらべて、ぼくはなんとなく元気がありません。
ぼくが「きつねのがっこう」で学んだことは何だったのでしょうか?

貼り絵でぬくもりあふれる絵本を長年作ってこられた、いもとようこさん。
手や頭、時間をつかってうみだしてきたものの力を、いもとようこさんは知っているにちがいありません。
ほんとうに大切なものは何か、考えさせられる一冊です。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

スマホを落とした人間の男の子が、きつねのがっこうで学んだことは?本当に必要なこと、大切なものは何かを問いかける心に響く一冊!

ベストレビュー

いまどきの機器を考える

このきつねさんだけメガネをかけているのは
どうして?−と
新刊コーナーにあったのが気になり
そういえば・・・
絵本ナビさんのCM?紹介?にも
この絵本、載っていましたよね?

お借りして、じっくり読ませていただきました

まさに、今!の機器「スマホ」について
でした

「きつねのがっこう」に迷い込んだ感じは
名作でもよくあるシーンですが
きつねの生徒達の自分の意見を言う姿
そして、先生のおはなしの素晴らしいこと!

こどもだけでなく
大人が一緒に読んでいれば
「ハッ」とする方もいるかもしれません

という、私は相変わらずの
ガラ携愛用者
(スマホは使いこなせないーと決め付けられ)
なものですから(笑

「自分で考える」−大切なことですが
大量な情報に流されそうな現在
簡単に忘れそうなことなのかもしれません

意見は、個性的なのに
きつねさんの顔は、皆同じ
これは、暗に意図的なことなのでしょうか・・・ね・・・
(しいら☆さん 50代・その他の方 )

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