4年生のジョージは見た目は男の子だが、内面は女の子。家族にもいえないけれど、本当は誰かにわかってもらいたい。特にママには。学校の劇で女の子役を希望してみるが、先生は聞き入れてくれない。ふとしたはずみで、親友の女の子ケリーに本当のことを打ち明けると、ケリーはジョージの気持ちを理解し、2回めの公演で役を入れ替わろうという。ジョージはママに気持ちを伝えたい一心で実行する。本番を見事に演じ切ったジョージは、自分を開放する喜びを味わう。かたくなだったママも、ジョージのありのままを受けとめようとしてくれるようになる。 自分の体の性別に違和感をもつトランスジェンダーの子の思いを、ていねいにすくいとった作品。
体は男の子だけど、心は女の子というトランスジェンダーのジョージの話。
作者自身もトランスジェンダーというのもあってか、ジョージの心情や周囲の反応がリアルに感じました。
受け入れてもらいたい…という思いを抱えるジョージ。
同じように悩む子、トランスジェンダーのことを知るきっかけにもいいと思います。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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