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小さいけれどおしゃまでおしゃれなおんなのこ、すみれちゃんに妹ができました。姉妹の毎日をユーモラスに描く傑作連作童話。
小2の娘が背伸びをせずに読める本を探していました。
低学年向けの本で、おやっと思わせる本ってなかなか見つけるのが
難しいんです。この本は、お友だちの日記で知りました。
すみれちゃんは、自分の思った気持ちを歌にします。
その歌はまるで、「ジャムつきパンとフランシス」のフランシスみたい。
ちょっぴり感じた不満、でも、どこかクスッと笑えちゃう歌。
妹のかりんちゃんが生まれたことで、ちょっとヤキモチをやいたり
するかな、と思ったら、違うんです。
かりんちゃんは何もなくても、ママが面倒を見てくれる、じゃあ
あたしが歩かなくて喋らなかったら、どうなるんだろう?と
不思議に思っちゃうんです。
ここがすみれちゃんの魅力。
どうしてだろう?どうなるんだろう?と思ったことを、素直な気持ちで
実行しちゃう。そして、ちゃーんと最後にはすみれちゃんが、自分で
納得できるんだから、すごいことです。
そっと、すみれちゃんのことを受け止めるママも、振り回されるパパも
素敵です。 (ねがいさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子2歳)
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