
重い病気にかかってしまったおとひめ様。なおすには生きた猿の肝が必要です。そこで亀が猿を捕まえてくることになりますが…。(埼玉県他の昔話より)
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深い海の底の竜宮で乙姫様が重い病にかかりました。
猿の肝を食べればどんな病気も治るというので
早速カメが猿を探しに行きます。
竜宮見たさにカメに、ほいほいと連れられてきた猿は
知恵をしぼって危機を脱します。
「猿の生き胆」とか「くらげの骨なし」などと同じようなお話ですが、
結末が少しちがいます。
こちらもユーモアたっぷりで楽しめました。
肝という言葉は小さい子にはなじみがないのですが、
この作品では「猿のお腹の中にある きも」と説明も交えて
書かれていてわかりやすいなと思いました。
いろいろに伝えられる昔話は比べながら読むのも楽しいですね。 (ポポロさん 30代・ママ 男の子7歳)
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