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あたたかくなると、毎年町にかえってくる「ひげ」たち。かれらは、生きものの鼻の下のにおいが大好きで顔にとまる。こうして、あらゆる生きものが「ひげづら」になるのも春ならではの光景だ。…生態やつがいの子育てなどを詳細に表現し、まるで渡り鳥のように昆虫のように、不思議な生きものとして「ひげ」を描ききった、ユーモアたっぷりの楽しい絵本! 新人の絵本作家として2冊目の刊行となる、フレッシュな作品。
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ちょっとした研究発表のような、そんな雰囲気の絵本でした。
ここまで想像できるのって、すごいですね。
私としては、最後のページが特に好きです。
渡った先がジャングルだなんて、ひげがくっついているのは獰猛な動物たちだなんて。
お話が一気に引き締まった気がして、とても好きです。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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