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舞台はメカシティー。活躍するのはエーくんとビーくん、仲良し兄弟です。 ふたりのお仕事は、みんなに役立つメカをつくること。どういうものが作れるのかというと?
眠い時に起きてるふりができる「オキテルハチマキ」、いつでも美味しいジュースが飲める「ジャグチカラジュース」とか…要するにどんなささいな悩みだって、メカで解決してくれちゃう!ってこと。
今日も街の人たちから、次々に相談が届きます。 「わーん。おおきな きのうえに ボールが ひっかかっちゃった!」 「とけいだいの とけいが うごかなくなって みんな じかんが わからなく なってしまったんじゃ」 するとふたりは答えます。 「そんなのぼくらにまかせて!」 トントン カンカン ビビビ ドンドンドン ものすごい音をたてながら、あっという間に「かんせ〜い!!」 出来上がったのは…思わずみんながこう叫ぶ立派なメカ。 「すごい しくみ!!」 そうなのです。ふたりの作るメカは、とにかく「しくみ」がすごいのです。 どんなに大きな音のめざましでも起きられない子だって、ふたりの作ったメカであっという間に目が覚めちゃうし、困りごとだらけで怒っていた動物園のどうぶつたちの悩みだって、どんどん解決していきます。そのメカの魅力的なこと!
とにかく登場人物がたくさん出て来て、画面の隅々で好き勝手に動き回る中垣ゆたかさんの絵本。今作では、コマ割りの画面で進みながら、お話も愉快な絵もぎっしりたくさん楽しめる、濃くて嬉しい1冊になっています。そして何より子どもたちを釘付けにしてしまうのは、「効率的」なのか「壮大な遠回り」なのかわからない、凝りに凝った「メカ」であることは間違いないですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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メカシティーにすむ、エーくんとビーくんはなかよしきょうだい。みんなにやくだつメカをつくるのがふたりのおしごとです。今日も楽しくうたいながらメカ作り。街の人たちのお困りごとをステキなメカで解決するよ!!
漫画っぽくもあり、アメコミっぽくもあり、絵本っぽくもあり…コマ割りの画面ですすむ楽しいお話です。
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エーくん、ビーくんが便利のような便利じゃないような道具を次々に作り出していくお話です。細かいところまでじっくり眺めて楽しみます。
サイトの内容紹介にもありましたが、アメコミのような漫画のような・・・という感じです。中垣さんらしい、細かく描きこまれた絵が魅力です。登場人物がみんなユニークです。
個人的には、今までの絵本の方が好きかもしれません。でも、大きな子にはこういうコマ割りの本の方が読み応えがあるのかな。コマ割りがけっこう細かいので、6歳くらいからがいいかと思います。 (じっこさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子1歳)
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