やっぱり ぼくのこと きらいなんだね…
あまのじゃくで文句屋のふくろうくんと小川に行ったのうさぎさん。あつくなってきたので、ふたりは木の枝にチョッキをかけて、きれいな小川をながめていました。しばらくしてチョッキを着ようとすると、風にとばされて、もう木の枝にはありませんでした。「おがわになんか こなけりゃ よかった」文句ばかりのふくろうくんです。ですが、のうさぎさんのなくなったチョッキが、たった一着のチョッキだったことを知ったふくろうくんは…。
いつも悪いほうにしか考えないふくろうが、いつも良い方に考える野うさぎに会います。
両方とも、ベストを無くしてしまいます。文句を言うふくろと、それでも前向きな野うさぎ。
ふくろうもだんだんと影響されて、野うさぎのベストをさがし、持って行ってあげます。
悪いことが起きても、良い方に考えるのは、なかなか大変です。
前向きに考えると、生きていくのが楽しくなります。
そうやって、辛い事も乗り越えてもらいたいです。
このシリーズは、心に訴えるものがあって、どれも素敵な本です。 (おるがんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子11歳)
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