かぶきの三大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵」。 仇討ちを果たした赤穂浪士の実話をもとに、主君の仇討ちにいたるまでのさまざまな人間群像をえがいた不朽の名作です。 有名ではあるけれど、意外と知られていない物語を、ねこづくしで絵本に再現します。大序「兜改め」から十一段目「討入り」まで、ねこたちが真剣に、ときにユーモアたっぷりに演じる物語世界を、フルカラーでお楽しみください。 子どもから大人まで、かぶき入門におすすめの1冊です。
祇園一力茶屋の場を歌舞伎で見る機会があり、こちらの作品で予習復習をしました。
2時間ぐらいのお芝居が、絵本では3場面6ページに当たりますが、その再現力は舞台そのものという感じです。
着物の色、柄も同じです。
登場人物が多く、本心を見せずに振る舞う由良之助や裏切り者など、複雑なお話ですが、ねこちゃんたちのおかげで分かりやすかったです。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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