大人気、わんぱくだんシリーズ! けん・ひろし・くみ。3人いれば、わんぱくだん。 さあ、今回は何が起こるかな?
ある日3人で遊んでいると、ひろしが「ようせいにあってみたいとおもわない?」と言い出しました。 ひろしがおじいちゃんにもらったという『ようせいずかん』を、けんとくみも一緒にのぞきこむと、「にわにいる(かもしれない)ようせい」が載っています。 カタバミやシロツメクサの花にいる「カタバミひめ」や「クローバーひめ」。 テントウムシから生まれ変わる「ナナホシくん」や、古い木の根っこから生まれ変わる「ねっこじいさん」……。
わんぱくだんの3人は「ようせい」を探して、くみの家の庭をあちこち探しますが見つけられません。 ただひっくりかえっていたテントウムシを助けてあげただけ。 でもその夜、あの本に載っていた「ナナホシくん」があらわれ、「ようせいパーティ」へ誘われて……? 続きは、ぜひ絵本を読んでみてくださいね。
春や夏、戸外で遊べる季節にぴったり。 あたりが薄暗くなった夕暮れどき、何かが起こりそうでドキドキしちゃう、お庭探検絵本です。 終盤にあらわれる、黒づくめの虫にはちょっとびっくり!? 3人が叫ぶ決めぜりふをお楽しみに。
「くすのきだんち」シリーズなどが人気の末崎茂樹さんの絵には、ちょっと幻想的でありながら安心してお話に入り込める、親しみやすい魅力があります。 ゆきのゆみこさん、上野与志さんの2人がお話を作り出す「わんぱくだんシリーズ」は現在22冊まで刊行中。 他の作品も読んでみてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
庭でひっくり返っていたテントウムシを助けてあげたことから、わんぱくだんの3人は、妖精の世界に招待されました。そこでは、庭に集まる虫たちや花や木が、妖精として生まれ変わっていたのです。3人は、妖精たちと歌ったり踊ったり。するとそこへ、じゃまをしにやってきた黒づくめの怪しい奴ら。 ――彼らはいったい何もの? どうするの、わんぱくだん!? けん、ひろし、くみが、知恵と勇気と優しさでピンチを乗り越えます!
わんぱくだんシリーズは、内容も文字の量も小学校低学年くらいの子にぴったりだと思います。物語の中でしか身近ではない妖精という存在が、とても丁寧に描かれていて興味深かったです。最後のお決まりの展開に、なんだかほっとする安心感があります。 (ouchijikanさん 40代・ママ 女の子8歳)
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