生きものの言葉がわかるようになった羊飼いの話
貧しい羊飼いが、草原で出会ったうさぎに自分の食べ物をわけてあげました。それを100日続けたとき、うさぎは老人に変わり、老人は羊飼いに動物の言葉がわかる力を授けてくれます。羊飼いはその力で、王さまの家来の馬を助けて、宮殿に連れて行かれます。そこで王子の耳の病気を治すよう求められた羊飼いが困っていると、2羽のカラスが、王子の病気の治し方を話しているのを耳にします。そのとおりにして王子の病気を治した羊飼いは、お礼に国の半分をもらって王さまになりました。
真面目で心優しい少年は、
そばに寄ってきたウサギに自分のご飯を分け与えてあげて、
そのお礼に動物の言葉が分かるようにしてもらう。
それだけでこの少年がいかに孤独であったのかが分かります。
でも少年は自分のこれからの状況を変える事は難しいだろうと分かっていたから、
せめてもの慰みに動物の言葉が分かるといいだろうなと思った。
自分の置かれた環境の中で、一番良いだろうと思う願い事をかなえてもらうなんて、賢い子ですよね。
そしてその事が少年に最終的には幸運をもたらしたのだから、
本当に良かったなぁと思います。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子6歳)
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