「おや、だれか きたみたい」 小さなりすのエメラルドが玄関のドアを開けると、やってきたのは一緒に住むうさぎのガーネットの仕事の仲間。続いてやってきたのも、その次にやってきたのも、みんなガーネットにご用があるみたい。 「ちょっと まっててね」 もう、いつもそればっかり。
するとガーネットは言います。 「今日は、ぼくのしごとを手伝ってくれるかい?」 エメラルドは、もちろん張り切って出かけます。黒のシックな服を着こんだガーネットが、道具を持って出かけた場所は、アナグマさんのおうち。ガーネットの仕事は、大きなピアノの修理なのですね。おかしな音がするのは、どうやら何かを中に落としたみたい。 「それなら わたしに まかせてちょうだい」
自分の仕事を見つけたエメラルドは、あっという間に中に落ちていた指輪を探し出します。「さがしものが じょうずね」、褒められたエメラルドは、探し物屋さんを始めることにしますが、その様子を見ていた子がいて…。
楽しそうに働くエメラルドのことが気になって仕方ないのは、シマリスの女の子。声をかけたいのかな? それとも一緒に遊びたいのかな? 二人はちゃんと出会えるのかな?
『ちいさなりすのエメラルド』に続いて登場したこの絵本。今回もお行儀良くて、好奇心旺盛で、よく動く、小さな小さなエメラルドの魅力が満載。目の色も、やっぱり吸い込まれそうに美しいエメラルド色。思わず声をかけたくなっちゃう気持ちもわかるのです。おまけに、お友達になるきっかけが「おしごと」なんて、なんだかいい。
それにしても、くるみちゃんのお家の素敵なこと!読み終われば、前向きで元気な気持ちになれる1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ちいさなりすのエメラルドは、いつも いそがしそうにしている、うさぎのガーネットがうらやましくてしかたありません。でかけた先で「さがしものが じょうずね」とほめられたエメラルドは、新しくできたお友達のくるみちゃんとさがしものやさんを、はじめることにしました。
リスのエメラルドは うさぎのガーネットのことが羨ましく思っていました
そんなある日 アナグマさんのピアノの調子がおかしくて ガーネットと見に行きました
そこで 小さなリスのエメラルドの出番です
ピアノの中に 落ちていた 指輪がピアノの音をおかしくしていたのです
それを見つけたエメラルドは得意です
自分が人の役に立てるって 嬉しいことなのです!
捜し物承りますと言うお店まで開店しました
そこで またまた お友達ができて 最高のエメラルドですね (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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