子どもと一緒に絵本を読む時間はたいせつなもの。たいせつだからこそ、次になにを選ぶか迷ってしまいますよね。
そんなあなたに、“絵本のプロ”たちがオススメをご紹介します。
※2017年以降に刊行された絵本を中心に選んでいただきました。
(朝日新聞×絵本ナビ)
命とはなんだろう。生きものすべてが直面する「死」について、何度も考え打ち消しまた考える。(いろいろな意味で)ずっしりと重みがある本を読むと、なんと心が鍛えられることか。(茅野由紀)
うさぎが巣穴に戻ってくると、おそろしい声が穴から聞こえてきます。ふしぎな声の正体は……? 次つぎとやってくる大きな動物たちとともに、ちょっとドキドキした後、ほっとわらえるお話です。(鏡 鉄平)
さがしものをするうちに、りすのエメラルドが見つけたものとは? かわいい二人の友情の物語。夏休み、思い切って過ごしてしてみたら、あなたにも新しいお友達ができるかもしれませんよ。(兼森 理恵)
カエルをやめたくなったカエル君が、次々となりたい動物を提案! カエル父さんとのリズミカルなやり取りが楽しい自分探し絵本です。さあ!君もやめるごっこをやってみよう。君は何になりたい?(河合 貴子)
宮沢賢治の4編の小品集。ふっと見ると誰かいる。でも確かに出会ったざしき童子。民家の様子や賢治が生きた時代の風景がそこにあるかのような岡田千晶さんの色鉛筆の絵に驚嘆します。(木 須惠子)
“ぱかっ”とよみながらほんをひらくと、あざやかできれいないろのページがつぎつぎあらわれます。さいごにでてくるのは…? スタッフの1才9か月の息子さんは、ひとめでだいすきになって、手放さなくなったそうです。(小林 都)
時間がゆっくり静かに流れる絵本。まるで好きな音楽を聞いてるような心地よさ。こんな本は、心をどこでも自分の好きな所へ連れて行ってくれる。だから好きです。(茅野 由紀)
おじいちゃんの一日は、少年の日記のようです。おしゃれなおじいちゃんです。私は、好きなことをたっぷり時間をかけてするこのおじいちゃんが好きです。少年のおじいちゃんに対する温かい眼差しも好きです。(木 須惠子)
子育て中の人が面白く読めるのはもちろんのこと、子どもと一緒に楽しんで読める育児イラストエッセイなんて、かつてあったでしょうか。(いや、ない)(茅野 由紀)
クリちゃんたちのお勉強、なんて独創的なのでしょう。ムムもブタコさんもママチョも、みんなすごい、すごい。お勉強って「とちゅう」が大事なんだってことが、理屈なしに伝わってきちゃいますね。(磯崎 園子)
「げぼく」が4さいのとき、「わたし」をえらんだ。泣かされ、どんくさいといわれ続けるげぼく。何度も読みたくなり、読むほどに、ねこの、かいぬしの、大切な気持ちが、絵からも文からもにじみでてくる絵本です。(小林 都)
『ワンダー』には顔に障害がある男の子とその家族、学校のクラスメートがたくさん出てきます。色んな人たちの視点で描かれる物語からたくさんのことを感じとってください。(内野 智未)
8月より、下記書店(一部店舗)にて店頭フェアを開催いたします。この機会に是非足をお運びください。(情報は随時更新いたします)
弘前中三店、 秋田店、 盛岡店、 丸広百貨店東松山店、 丸の内本店、 吉祥寺店、 大泉学園店、 藤沢店、 新潟店、 岐阜店、 ロフト名古屋店、 名古屋本店、 滋賀草津店、 京都店、 京都本店、 高槻店、 大阪本店、 上本町店、 奈良店、 西宮店、 三宮店、 広島駅前店、 高松店、 福岡店、 那覇店、 大曲店
絵本ナビ編集長 磯崎園子
ブックハウスカフェ 茅野由紀さん
大垣書店イオンモール京都桂川店 河合貴子さん
丸善丸の内本店 兼森理恵さん
ジュンク堂書店京都店 木須恵子さん
紀伊國屋書店梅田本店 小林都さん
三省堂書店池袋本店 内野智未さん