子どもたちの多くが憧れ、大人たちの多くが愛しているクジラ。 だけど、実際にその姿を見た事ある人はあまりいません。 私たち人間とは程遠い存在でもあるのです。 でも、一体クジラはどこで、どのように暮らしているのでしょう。 私たちと同じ哺乳類で、私たちと同じように子育てをして…と聞くと、知りたくなりますよね。
この絵本では、世界中で一番大きな生物シロナガスクジラの半分くらいの大きさのザトウクジラについて、ワイズガードの美しい絵とともに、その暮らしを追いかけます。
半分といっても、ぞうの5倍くらい、およそ30トンもあるザトウクジラ。そんなに大きな生物の命を支えているのはとても小さな小さなプランクトン。泳ぎながら、大きな口でがぶがぶと飲み込んでいきます。
あっちの海から、こっちの海へ。途中で呼吸をするために海面に上がりながら、地球の4分の1もの距離を旅するザトウクジラ。子どものクジラを守るようにぴったりと寄り添いながら泳ぐおかあさんクジラとおとうさんクジラ。楽しく遊ぶ姿も珍しくありません。
たくましく、だけどなぜだか気ままでのんきにも見えるザトウクジラの暮らし。その壮大な生き方に触れていくうちに、不思議と感動を覚えていくのです。
大好きなクジラの物語。この絵本は、少しずつ、大事に、ゆっくりと味わうのが似合っているような気がしますね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
同じ哺乳類でありながら、なかなかその姿を見ることは難しく、遠い存在のクジラ。 その大きさから海の王者のイメージがありますが、そんなクジラも私たちと同じように子育てをし、様々な脅威から子どもたちを守りながら、たくましく生きています。ワイスガードの美しい絵とともに、ザトウクジラの壮大な暮らしを追います。
絵本の醍醐味は、お話の内容はもちろんですが、イラストを見え読み手が素敵だな〜いいな〜こんな絵描いてみたい〜なんて思える楽しさ!!
この絵本のイラスト好きだな〜と思ったうちの何冊かがレナードワイスガードさんイラストの絵本でした!!
私はこの方の描くイラストがとっても好きですね〜!! (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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