ある朝、おねえちゃんたちといっしょに、乳母車にのって海に出かけたあかちゃん。 たのしく砂浜であそんでいたのですが…… みんなが目をはなしたすきに、乳母車が海へ! 波に流され沖へ出たあかちゃんですが、乳母車の船にのっていたのは、あかちゃんだけではありませんでした。
スカーフがおしゃれなウサギさん。 赤い帽子の女の子。 それからちいさなパンダさん。
ミルクを飲ませて、毛布をかけて—— お人形たちが、あかちゃんのお世話に奮闘! あかちゃんと3人のお人形の、大航海がはじまります。
朝から夜、凪から嵐へと、シーンによって印象を変える、淡い海の描写。 それからお人形たちのお洋服や、ずいしょに描かれる小物のカラフルさがたのしい作品です。
とはいえ、海にはキケンがいっぱい。 嵐に襲われたり、巨大魚にでくわしたり、あかちゃんたちの航海は思わぬトラブルの連続! とくに巨大魚があらわれるページは、タッチのかわいらしさとはうらはらの大迫力で、ドキリ!! はたして、3人のお人形は、どうやってあかちゃんを守るのでしょう? そのとき、銀色の星々がかがやく夜の海辺に、なんとも意外な協力者が——。
表紙から想像する以上に、しっかりハラハラさせてくれる冒険物語です!
(堀井拓馬 小説家)
ある日、うばぐるまに乗ったあかちゃんが、おねえちゃんたちにつれられて海辺に行きました。ところが、おねえちゃんたちが見ていないあいだに、うばぐるまは波にさらわれ海の上へ! でもだいじょうぶ。いっしょにいたぬいぐるみとお人形たちが、いっしょうけんめいあかちゃんのお世話をして…? 英国で人気の絵本作家が共作した、読み聞かせにぴったりの楽しい絵本。
表紙の絵とタイトルを見て、え?!あかちゃんが流されちゃってるの?とドキドキして、手に取りました。
お姉ちゃんたちと砂浜へ遊びにきたあかちゃん。
お姉ちゃんたちが目を離した隙に、乳母車ごと流されてしまいます。
どうなっちゃうのか、とても心配でしたが、ぬいぐるみやお人形さんたちが一緒でよかった。
うさぎくんとパンダさんと、お人形のおぼうしちゃん。
みんな頼りになりました。
なかがわちひろさんの訳も、ユーモアたっぷりでよかったです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
|