「さいとうしのぶ+高木あきこのかぞえうたシリーズ」の最新作は「にんじゃかぞえうた」。ところが、一口に忍者と言っても、色んな忍者がいるようで…!?
お話のはじまりは、一文字城の殿様が、十文字城の殿様に、大事な手紙を書いたところから。この手紙を運ぶ役目を任されたのが忍者たち。
「一のにんじゃは いちごでござる いちばん はじめに はしるでござる」
「二のにんじゃは にゃんこでござる にっこり ふたりで あいことば」
こんな風に、次々に意外な忍者たちが走りだし、お手紙を次の忍者にリレー方式で渡していきます。三の忍者は三角定規、四の忍者はしおむすび、五の忍者は…。ほらほら、ワクワクしてきたでしょ?襲い掛かる敵の忍者に邪魔されながらも、リズミカルな言葉に乗せて、それぞれが得意な忍術で走り抜けていきます。はたして無事に届けることができるでしょうか? そして、その大事な手紙とは…?
声に出して楽しい、みんなで読んで楽しい、数字が覚えられる「かぞえうた」の絵本。もちろん、さいとうしのぶさんの描く愛らしくて、美味しそうで、ちょっぴり笑っちゃう絵もページの隅々まで堪能してくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
一文字城の殿さまが十文字城の殿さまに大事な手紙を届けます。運ぶのは、忍者たち。一の忍者のイチゴから、十の忍者のジュウシマツまで、襲いかかる悪者たちをしりめにリレーでいちもくさんに十文字城へ。はたして大事な手紙は無事届いたでしょうか。リズミカルな言葉と愉快な絵のかぞえうたの絵本です。
「へんてこかぞえうた1ちゃんいちにち」が気に入った娘に、
こちらの絵本を選びました。今度は忍者が活躍するかぞえうたです!
一のにんじゃはいちごでござる。二のにんじゃはにゃんこでござる。三のにんじゃは三角定規。四のにんじゃは塩むすび…。こちらも一から十までの数字を使ったリズムが心地よく、楽しく読めました。 (ぼんぬさん 40代・ママ 女の子3歳)
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