
1つ、クールに生きていく 2つ、友だちはつくらない 学校で生きのびるためには作戦が必要だ
スキを見せれば“いじめ”はつけこむ。だからわたしは、(絶対孤立)。 11歳のとき、ふとしたきっかけで仲間はずれになった「わたし」は、そのあとにつづくクラスメイトたちの執拗ないじめに必死でたえてきた。傷ついて砕けそうな心を「クールに生きる」作戦でなんとか支えながら、数年間をおっくていたのだが、不思議な雰囲気の若い女性、サラさんと知りあって、「わたし」の日日は微妙に変化していく。――もうここからぬけだせないのではないか。バランスのとれない危うく辛い日々をシャープな感覚で描ききった新鋭の問題作。2001年春映画化され話題を集める。

バランスを取るって難しい。
二つのルールを設定して学校生活を送る少女が凄く痛々しくて、でも夢中になって読みました。
サキさんとの出会いで少しずつ傷を癒していく少女。少女との出会いで少しずつ自分を見つめ直すサキさん。
そして、二人ともそれぞれにとって良い道と思う方に歩き出すんですね。 (lunaさん 30代・ママ 男の子10歳)
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