ダヤンがまだアルスにいた赤ちゃんだった頃のおはなしです。ある月夜の晩、ふと目を覚ましたダヤンの前に、キラキラ光る銀色のリボンが…。心優しくなれる、すてきなダヤンの絵本の登場です。 2004年11月刊。
真夜中に目を覚ましたダヤン。目の前に、銀色に光るものが、チラリと横切った。その後をついていくと、たくさんのカタツムリがいました。カタツムリたちは、「今夜は、銀色ネバネバの夜。ぼくらは、月を抜けて、いいところへ行く。」と言いながら、その銀色の道を登ってゆくのでした。
ダヤンはついていこうとするのですが、急ぐことはないと言われました。さて、ダヤンはどんな選択をするのでしょう。
そのいい所とは、どこをさしているのでしょうか?ダヤンが行ってもいいのでしょうか。とてもふしぎな幻想の世界です。
実際に行ってみていい所、遠くから眺める方がいい所、その選択をするのは、なかなか難しいような気がします。
また、特徴のある絵が、その世界をもっと感じさせてくれます。カタツムリの描き方、ちょっと、ドキッっとします。 (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
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