
たこざえもんという貧乏な男が、立派な屋敷の前で婿を募集する立て札を見つけた。いたずら心で入り、問われるまま、自分の家は「まわりにせんつぼ」あって、「寝ていても朝日夕日が拝める」と答えたところ、気に入られ、娘は嫁に来ることになった。おもいもかけず、たこざえもんは大慌て。春になったら迎えにくると約束するが、たこざえもんは来ない。探しに行った娘が見つけたたこざえもんの家とは……?
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すごく楽しいお話でした。
原作は「蛸長者」という昔話だそうです。
金持ちの長者は、千の蛸壺と、千坪を勘違いしてたこざえもんを気に入ったようでしたが、娘はたぶん、最初から彼の男日に惚れてたんでしょうね。
前半は言葉の食い違いを楽しむ内容になっていますが、
後半は化け物屋敷も出てくるので、ちょっぴり怖いものが好きなお子さんたちにもお薦めです。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子19歳)
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