幕末から明治へと移り変わる時代に生まれた嘉納治五郎。成績は優秀だったものの、体が弱かった治五郎は、自らを武道によって鍛える事を思い立ちます。日本古来の武術である柔術を学んだ治五郎は、やがて柔術を新しい武道「柔道」として生まれ変わらせます。こうして治五郎の生み出した柔道は、やがて海を越えて広まっていく事になるのです。 いまや世界的なスポーツとなった「柔道」の生みの親であり、他方、教育者として明治の日本に「体育」根付かせた嘉納治五郎。その功績が認められ、日本初の国際オリンピック委員となった治五郎は、オリンピックの日本招致のため奔走します。 文明開化に沸く日本を舞台に、新旧の武道、教育と鍛錬、身体と精神の「融合」を目ざした嘉納治五郎の足跡を、漫画と記事で楽しく知ることができる一冊です。
日本の武道「柔道」の生みの親である嘉納治五郎の生涯が漫画で描かれた伝記本です。
我が家には漫画本「YAWARA」が全巻あるので(笑)柔道をやっていなくても何だか興味が湧きました。
こちらのシリーズ、従来の伝記本とはまた違った方を焦点に当てているのも新鮮で面白く感じています。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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