日本の伝統芸能・狂言の有名な演目、「蝸牛(かたつむり)」を紙芝居にしました。かたつむりを取ってくるように仰せつかった家来。じつは、かたつむりを知りません…。 藪に住み、頭が黒くて、角があって、貝を持っていると教えられ、藪のなかで出合った、同じ出で立ちの山伏をかたつむりと間違えて、大騒動を起こします。
時代背景が多少わからなくても、小学校高学年以上なら、楽しめる作品ではないでしょうか。
もともと狂言芝居の演目である「かたつむり」を紙芝居にしたものです。
長い話を場面のテキストに上手にまとめられていて、とても読みやすかったです。
亀澤裕也さんの絵もはっきりと力強い絵柄で、色も鮮やかで遠目がききそうでした。
山伏が結袈裟を持ちあげて、「どうだ。角がみえたか」とやってくれる場面は、この紙芝居の見せ場ですよね〜。練習していても思わず笑ってしまいます。
わたしは間近に迫った中学生の読み聞かせに使う予定です。子どもたちに早く見せてあげたいです。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子19歳)
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