
「行かなくちゃ。」みんなが眠って静かになった、夜おそく。ぼくはそうつぶやいた。赤い毛糸の靴下「ミギ」と「ヒダリ」は「ふたりでいっそく」!なのに、なんでミギはどこかに行ってしまったの? ミギにふさわしいくつ下かどうか、ぼくは今、ためされている。ミギを見つけることができたら、ぼくもミギみたいになれるかな。さぁ、行こう。
もくじ1あいつがいない!2チェスト番地の仲間たち3洗濯と部屋干しの思い出4歩く、ということ5耳の折れたうさぎ6何かが気になる……?7おもちゃ箱の中で8ふたりでいっそく

断捨離やミニマリストという言葉が流行っている中、私もその流れに乗ろうとしていたところで、この本に出会ってしまいました。
他の方のレビューに、靴下版のトイ・ストーリーということが書かれていましたが、まさにその通りだと思います。
片方だけになった赤い靴下のヒダリが、相方を探す旅に出かけます。
その途中で会った、耳が折れたうさぎとのやり取りを聞くと、なんだか物が捨てにくくなってしまいそうです…。
これからはきちんと考えてから物を買って、大切に使おうと思います。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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