人類はかつて、物と物とを交換して、ほしいものを手にいれていました。 ところが、そうした物々交換は、あまっているものがないと成立しないうえ、ものによっては持ち運びも大変! そこで人類が創り出したのが、『お金』です。 物の価値だけを保管することのできる大発明! はじめは石や貝だったお金は、やがて金属と紙になり、そしてデジタルな情報へと進化しています。
お金の稼ぎ方や使い方から、お金の歴史、そして、お金では買えないものについて—— お金や経済に関する知識を、用語解説の形でわかりやすく解説している学習絵本です。
お金って、いつどこで発明されたの? 銀行って、なにをするところ? プリペイドカード、クレジットカード、デビットカードってなにがちがうの?
そうした基本的なことがらはもちろん——
技術や経験といった、『モノ』として手元に残らない『コト』に対してお金を使うことの価値。 そして、シェアリングやビットコイン、クラウドファウンディングのことまで! お金に関する、現代的なあたらしい情報や価値観についても記載されているのが、本書のおおきな魅力です。
桁の多い数字に、聞いたことないカタカナと、小難しい漢字。 お金や経済って聞くと、なんだかそれだけでむずかしそう…… いえいえ、この絵本ならだいじょうぶ。 世界を動かすお金と経済について学ぶ、最初の一歩にぜひ!
(堀井拓馬 小説家)
子どもにお金や経済の話なんてと思っていませんか?でも日々の生活の中でお金は身近で大切なもの。子どもたちが今から知っておきたいお金のことが学べます。お金の始まりから、収入の方法、貯め方や借り方、上手な使い方までを、楽しいイラストとともにわかりやすく解説。子どもたちが豊かな暮らしを考えるための、親子で話し合うきっかけにもなる一冊です。
幼稚園の年長のときにこの本を買いました。
お金の話、日本ではタブー視されがちですが、
きちんと伝えてあげるのは親の義務だと私は思います。
子供がものを欲しいと言った時、
「今日お金ないから、また今度ね」
などという言い訳はしたくないし、
子供に対しても失礼だと思う。
お金の仕組みを知れば、
子供だって何でもかんでもねだらなくなる。
親も変な理由をつける必要もない。
本に書かれている内容は、とても難しいものもあり、
ビットコインとか為替なんかも登場します。
でもわかりやすいところをかいつまんで説明してあげるだけで良い気がします。
特に私が大事だと思ったのは、
「ニーズとウォンツ」のはなし。
これは幼稚園生でも十分に理解できると思うし、
伝えてあげるのはとても大切なことが思います。
親子でお金について考えることのできる、
良い本だと思います。 (きゃほさん 40代・ママ 女の子7歳)
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